「もと(酒母)」


[もと師:三梨]
酒の基本的な味と香りは水と米と酵母で決まります。酵母はミクロの生きものです
からその管理は酵母が混じらぬ様、酵母ごとに使う道具を別々管理するなど、酒母
造りに手抜きは絶対許されません。
当蔵では協会9号初め10号、秋田花酵母等、複数の酵母を使用、味と香とバランス
のとれた酒質をめざしています。又、昔ながらの「山廃」造り(秋田流生もと造り)
に注力しています。
山廃は蔵内の自然の乳酸菌導いて酵母の増殖を図る方法で現在主流の「速醸もと」
に比べ、40日ほどの時間がかかる面倒な方法ですが、しっかりした酒の味を引き出
すためには手数がかかっても昔ながらの自然が良いとのスタンスを堅持し、原点に
たった酒造をしています。
この道40年、若手からお母さんと呼ばれる昭和8年生れの三梨善英 もと師の目は我
が子を育てるが如く、いつも輝いています。