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¤春陽¤ 同じ秋田県? (2/26)



春陽の土曜日。お客様を某蔵に送るために、久しぶりに日本海側へ。
車中、同乗のお客様と「大雪の今年は除雪・排雪代が嵩み、雪で蔵が潰れる前に会社がつぶれそう」なんて、冗談半分に話しながら行き着いた先に、大雪と言われながら同じ秋田で全く雪のない光景を見て、ショック!
(上の写真はまんさく蔵と某蔵から見た鳥海山。この時期、もう田んぼに雪がない??)
某蔵元に「雪がないのが羨ましいー」とお話すると、
お客様がすかさず、「
まんさくの花は、優しいなかにも、どこか凛とした味がある。雪蔵のなせる技でしょ!」と合いの手。
そう言えば、この冬何人かのお客様から、同じ「お言葉」を頂きました。

蔵へ戻ると、蔵人が床洗いのま最中。お客様が帰った後のいつもの光景です。
いっとき恨めしく思えた大雪でしたが、まんさくの花にとって、やはり雪は天恵!
あと一回り、まんさく蔵の酒造りは雪が解けて無くなるまで、まだまだ続きます。(譲)
一足先に咲き始めた蔵内のまんさくの花(左) 窓辺の積雪は3b以上、蔵が押し潰されそう

春近し、穏やかな日本海の夕陽・・





秋田県産酒の製品評価会(2/23)
*評価員の先生

高瀬 斉氏(漫画家・純米酒普及推進委員会会長)
松崎晴雄氏(日本酒研究家・日本酒輸出協会会長)
瀧本洋一氏(酒販店経営者)
五十嵐 潤氏(秋田公立美術工芸短期大学教授
大坪安利氏(グラフィックデザイン会社社長)


*参加蔵元 15社

この会は秋田県と酒造組合が県産酒の酒質、マーケテイングについて専門家から多面的アドバイスを受ける目的で開催している評価会。今回はラベルデザインの先生も加わり、4回目。各先生の酒質評価は「年々向上している、さらに各蔵の個性もはっきりしてきた」との高評価で、まんさくの花にとっても此処のところの努力が報われた会となりました。皆さん、進化している秋田のお酒を今後とも叱咤激励宜しくお願い申しあげます。(譲)
(以前の酒質はそんなに見劣りしてたのかな〜?・・・独り言)


評価会の後は秋田の三大美Oを実査研究。
秋田美酒、秋田美人、あと何でしたっけ?
先生方お疲れ様でした!
 秋田市川反(かわばた)の
    プチサンクビル1F『彩』さんにて。





麹 室 午前一時 (2/24)

酒造りの要諦をよく「一麹、二もと、三造り」と言いますが、麹造りほど、技術的にも、精神的にも、肉体的にも厳しい仕事はありません。
蔵の仕事は蔵人の都合にあわせ、仕事が可能でしょうが、麹室だけは麹の都合に合せ、仕事をしなければなりません。
この夜も「仕舞仕事」と呼ばれる大詰の作業と「中仕事」といわれる中間作業を、照井麹師について二人でこなしました。
2年目の私には一見単調な作業の連続ですが、それでも日々の手触り、香りと顔の違いが少しずつ分かるようになってきて、今ミクロの世界にハマッています。
甑倒しまであと24日。体の方も何とかもちそうですし、一年にワンチャンスの酒造りですので日々大切に頑張っていきます。それにしても最初の頃はしんどかった・・・(高)。
まんさく蔵の麹室は2階建て。中が仕事別に4つの部屋から成ります。
床麹室 蓋麹室。この夜の室温は37.5度
仕舞仕事 中仕事
モロミに入れる前の出麹 製造量の40%を占める吟醸仕込用
麹は全て蓋麹による手造りです。





増 田 の 梵 天 (2/19)


2月19日(日)行われた増田町 三所神社の梵天(ぼんでん)は、増田の朝市が始まった寛永20(1643)年、商人たちが商売繁盛を願って奉納したのが始まりとされ伝統と歴史があります。ジョヤサー!の勇ましい掛け声と共に、麻糸梵天やその年の干支の頭飾りをつけた梵天を、片手で持ち上げたり、肩や腰、顎などに乗せる演技を披露しますが、今年は特に「姉歯」流施工で軽い出来上がりとのお話でした。
あの大雪は何処へと思う程穏やかな陽気に、春が近いことを実感しつつ
まんさく蔵では仕込みも中盤、祭りの喧騒を横目に、槽搾りや壜燗火入れと何時にもましてフルコースの作業がぎっしりの一日となりました。



侮るなかれ、大人顔負けです!
梵天の圧巻は子供たち、まんさく蔵の前で妙技と元気一杯の可愛らしい声を披露してくれました。皆の一生懸命が心に伝わり感動しましたね・・・ありがとう(久)


蔵に洩れ聞こえる囃子唄をバックに・・





横手のかまくら(2/15,16)


400年以上の歴史を持ち、雪国秋田を代表する詩情豊かな冬の民俗行事「かまくら」。今年は大雪に苦しめられ、ことのほか待ちこがれた感じがします。
小正月の夜、子供たちはかまくら(高さ:3b、壁:80a)の中に筵を敷き、祭壇に水神様を祭り、その前で餅を焼き、甘酒を温め、道行く人に向かって「オシズノカミサン、オガンデタンセ(水神様を拝んでください)」と呼びかける。
近時観光化し過ぎた嫌いもするが、それでも雪が音もなく降る夜、道端に並んだカマクラから点点と灯りがもれて、子供たちのはずんだ声の聞こえてくる情景はおとぎの国を見るように美しい。
例年「かまくら」が過ぎると春はもうすぐ! 降る雪もチョットだけ「春の淡雪」に変わって来ました。
酒造りは3月末まで、まだまだ続きますが、やっと大雪から開放されそうです。(^_^)
 100以上のかまくらと無数のミニかまくらが街を彩ります。





秋田の酒・利き酒&楽しむ会
(2/8 東京・明治記念館)


秋田県酒造組合主催の秋田の酒の「利き酒&楽しむ会」に参加してきました。
秋田から25の蔵元が参画、事務局によると、この日は無料の利き酒会に400人、4500円会費の楽しむ会に300人のお客様が見えられたとのこと。わが
まんさくの花のブースも顔なじみの方、初めての方など大勢のお客様にお立ち寄りいただき、本当に有難うございました。
今回はしぼりたて新酒、にごり酒、三年熟成酒、お燗酒、地元の普通酒etcと色々なお酒をお持ちしましたが、皆様に満遍なく楽しんで頂きました。
まんさくの花の取り柄は小蔵のわりに多彩なお酒にチャレンジしていること。これからもどんどん、いろんなお酒をご提案して参りますので、秋田のお酒共々
まんさくの花を宜しくお願い申し上げます。
「吟醸酒の来た道」の著者篠田先生と
日本酒伝道師のジョンさん
日本酒を楽しむ女性の会「美酔」の
女将(主宰者)村上さんとチーママ
http://www.o-sake.net/index.html

生まれて初めて明治記念館なるところに行ってきました。

このような機会がないと絶対に行けません・・・明治憲法や今話題の皇室典範が草案審議の会場となったという「憲法記念館」(ラウンジ・キンケイ)はシャンデリアや
壁紙に歴史の面影が漂う、まさに優美な空間でした。
忙中閑、チョコレートとコーヒーが美味しかったなー(武)



チョット 寄 り 道
東京・四谷「萬屋おかげさん」 


主人神崎さんが選ぶ、こだわりのお酒と肴・つまみは味にうるさい呑ん兵衛の折り紙つきです。
そして何より、居心地の良さとなっ得の値段が魅力の居酒屋です。(武)&(牛)

新宿区四谷2−10靖国通り松本館地下   TEL;03(3355)8100





一蒸し、二蒸し、三麹(2/5)

今日で34本目の仕込、やっと半分です。
酒造りはよく「一麹、二モト、三造り」と言われますが、わが高橋杜氏流は「一蒸し、二蒸し、三麹」。いい麹を作るためには、いかに米に水を浸み込ませ、それを蒸し加減でいかに「外硬内軟」の蒸し米に仕上げるかがポイントとなります。
手に取って、ねばねばせず、中が柔らかく外が硬い、いわゆる「サバケ」がいい状態になれば麹菌が米の中にしっかり這い入りこみ、理想的な麹が作ることが出来ることになります。
厳格な温度管理が要求される麹になる前の蒸し米の乾湿管理、杜氏の頭の中には精密な温度計と湿度計の両方があるんですね。(庄)
和釜の上にあるのが甑。昔は石炭をくべていましたが、ボイラーに替わり安定した蒸気が得られるようになりました。良い蒸し米にする為に、始めのうちはうんと水分の持った蒸気を、最後は乾燥蒸気を吹き付けます。 精白の違う米を同時に蒸しますが、下ほど圧力が強い為、下からモロミ用の掛米、酒母用の掛米、上に行くほど精白の高い吟醸用の麹米を蒸すことになります。まんさく蔵の場合の蒸し時間は平均一時間弱。

杜氏はじめ蔵人皆が人間扇風機です。 放冷後の蒸し米はかすかにスイカに似た香りがします。





ある日の精米所(2/4)


今日は立春、確かに暦は春に向かっていますが降雪量と只ならぬ寒気は一向に衰える兆しがありません。♪「は〜るよ、来い!は〜やく来い!!」
さて、精米所も連日大忙しで多種多様な米とそれに合わせた精白に追われています。少し手のあいた時間を狙って掃除を、と取り掛かった弾みにハプニング、米糠が降りかかりたちまち二人は浦島太郎の玉手箱よろしく全身白尽くめ!お互いの顔を見て大笑いの一幕です。
こうして黙々としかし、丁寧に磨かれた大事なお米は、また次の蔵人の手に引き継がれ和醸良酒として美味しいお酒へと育つのです。(久)
山田錦(右)を45%まで磨く・・ 蒸し米になる出番を待つ洗米前のお米